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正会員(企業)
株式会社本物の市場 
本物の市場

モクセイ(木犀):
(学名:
Osmanthus fragrans Lour. var. fragrans
9月初旬から10月にかけて咲く金木犀・銀木犀が放つ香りには多くの人々が虜になる。そこはかと漂う初秋の香りとして健康人の匂い中枢を刺激し記憶を呼び起こす。その香りの魅力は物心つく年ごろに至って初めて理解できるのではないかと思う。中国語ではモクセイを桂花と書く。 立派な植物を育てる心には土づくりが重要で、美しく健康な生活を支えるには、本物と出会うことであろう。「土に土を重ねて木をつくる」を意味する「桂」に宿る思いと、我社の思いには多くの共通点がある。モクセイは、大きな可能性を秘めた魅力的な樹花であり、我社の社木に相応しい魅力溢れるシンボルトリーである。
モクセイ
写真引用:「Osmanthus fragrans Lour. var. fragrans」『フリー百科事典ウィキペディアドイツ語版』、2008年10月20日 22:42 UTC、
URL:https://de.wikipedia.org/wiki/Duftbl%C3%BCten

「本物の市場の植物への想い」

若山が大学を卒業し最初に就職したのが、株式会社 紀文であった。食品開発を担当することになり、取りかかったのがマツタケの人工栽培とベニバナ培養細胞からの紅色色素の生産であった。ベニバナを研究対象としたのは、紀文の先代の社長の出身地が山形県であり県花でもあるこの花への思い入れがあったからである。 マツタケは紅花、モクセイ(金木犀・銀木犀)が香る年は豊作と言われ、あの魅惑的な香りがそこはかとなく漂う初秋を待ち焦がれたものであった。この時、今も師として仰ぐ、小林先生(大阪大学名誉教授)とお会いした。先生は学生さんと寝食を共にして研究に打ち込んでおられた。その情熱に惹かれ、ベニバナを片手に熱く燃える研究室に飛び込み博士号を取ることに決めた。幸い世界で初の気品豊かな紫色素を生産することができた。化学構造も決定でき、新規色素kinoveonが誕生した(S.Wakayama & A.Kobayashi, Kinoveon A, A Novel Red Pigment Produced in Safflower Tissue Culture Systems, Z. Naturforschung, 49c, 1-5, 1994)。苦闘の末、企業人として博士号をつかみ取ったのであり、この時の貴重な経験が私の、わが社「本物の市場」の、ものつくり精神に繋がり「本物を通じて快適な生活の実現に貢献する」という社是となった。 先生と意見交換する中で、証拠(エビデン紅花研究ス)に基づいた証明書つきの、真に良いものを世に出すことと、高齢化社会を迎えるにあたり、第三世代(苦労を重ねて子育てを完了し、人生を楽しむ権利をもつ世代)の方々の真の健康を形にすることこそ社会貢献であると実感した。食における、安心・安全を生産から販売まで自らの手で実現したいとの思いは日ごとに大きくなり、2004年、福島県矢祭町に矢祭農場を開設することとした。 先生は、個人主義的傾向から個人の生活がフラグメント化する現状を憂慮され、「人と人との繋がりを大切にするシステムの構築」が必要であり、「欧米では教会がその機能を担っているが我が国では、寺社にその機能はないのは残念」と言われ、それに代わる活動基盤の重要性を強調している。 株式会社本物の市場は皆さんに、時代変化に適合した生き方・暮らし方やそれを補完するシステムを、また、情報発信や活動支援、さらに、真に喜んで頂ける製品を提供することの重要性を強く認識しており、これらは、智の木協会の一連の活動と共鳴できる点でもある。これは偶然ではなく学祭人との長年の親交の中で自ずと培われたものであると思っている。

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