コマクサ

実家の体験農家民宿「こまくさ荘」の屋号の由来の高山植物です。山案内人をしていた祖父が屋号として選んだこの植物は他に植物がないような厳しい環境の中、小さく可憐な花を咲かせます。その姿から「高山植物の女王」と呼ばれることもあります。地下茎を10ｍに及ぶほども深く伸ばし厳しい環境を耐え抜いて花を咲かせるその姿を、私も見習いたいと思います。

福島　優

高校の部活で登った白馬でコマクサを知りました。高山植物のコマクサは、高山という普通の植物には適さないような環境でたくましく自生しています。岩場のあちこちから顔を出す可愛らしく品のある姿に夢中で写真を撮りました。大阪の町中で育ったわたしにとって、花や自然を心から美しんと感じた初めての体験だったと思います。今でもコマクサの写真を見るとあの時の感動を思い出します。

永原　衣里