認定樹花|個人会員様
- 大塩 裕陸
英名・学名
ブナ科シイ属
学名:Castanopsis sieboldii
解説
コメント
シイの木は私の実家の庭に幼少期4~5本植わっていて幼友たちと木登りしたり、板を打ち付けてツリーハウスもどきを作って遊んだ記憶があります。
また、農学部の正門正面にはスダジイの巨木が聳えていて、毎年秋には沢山の椎の実をつけます。子供のころにはお菓子代わりに近所の椎の実を集め、生で、あるいはフライパンで炒って食べた懐かしい思い出があります。
今の子供はドングリと椎の実の区別がつかない子が多いでしょうし、ましてや椎の実がそのまま食べられることも知らないのではないでしょうか。
【万葉集の142番歌に有間皇子の歌として】
<家に在れば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る>とあります。
椎の木は古来日本を代表する樹種であり、高さ20m以上、幹周りは1mを超える照葉樹林を構成する主要な樹木である。
私の会社の先輩で歌をこよなく愛する人と道を歩いている時に、かたわらのマテバシイの街路樹を見て、ふっと口にした言葉が今でも気になります。
「万葉集の歌に出てくる椎の葉というのはマテバシイではないだろうか、スダジイやツブラジイでは葉が小さすぎると思う」・・・皆さんはどう考えますか。
大塩 裕陸
ギャラリー
樹木
写真撮影:青木繁伸椎の実
写真撮影:青木繁伸幹
写真撮影:青木繁伸