認定樹花|個人会員様
- 大久保 智佳子
英名・学名
キョウチクトウ科 テイカカズラ属
学名:Trachelospermum asiaticum
解説
コメント
テイカカズラは、 藤原定家が、恋した弐子内親王が忘れられず、死後もこの葛に生まれ変わり彼女の墓にまとったという謡曲「定家」に由来、また庭下(テイカ)の葛の意味によります。また、 「古事記」や「日本書紀」、「古今和歌集」などで「まさきのかづら」とよばれており、昔から人々の身近にあった植物です。5,6月に白い可憐な花を咲かせ、ジャスミンに似た芳香を漂わせます。園芸品種にはハツユキカズラなどがあり、現在も人々から愛されています。 一方、山野の林床では、実生が精一杯生きようとしている姿がよく見受けられます。地を這って、他の植物や岩にしがみついて、空に向かってぐんぐん登って行く。その姿に元気づけられます。
大久保 智佳子
ギャラリー
写真撮影:大久保智佳子