両備グループは、1910 (明治43)年に西大寺鐵道株式会社として創立しました。創立以来、地域社会への貢献を目指し、暮らしと密接に結びついた事業とともに文化事業にも取組み、現在、岡山県を拠点として「トランスポーテーション&トラベル部門」、「ICT部門」、「くらしづくり部門」、「まちづくり部門」 の4つの事業セグメント+夢二郷土美術館等の「社会貢献部門」を中心とした計51社の企業グループです(2017年11月時点)。
「西大寺鐵道」は、地域の人々の希望と大きな使命を担って岡山県西大寺市(現・岡山市東区西大寺)で誕生した軽便鉄道で、日本三大奇祭のはだか祭り「西大寺会陽」で知られる西大寺と岡山市を結ぶ11.5kmを、52年の間、ガタゴト、ガタゴトと走り続け、地元の人々から「けえべん」の愛称で親しまれていました。
両備グループの初代・松田與三郎翁の雅号「てい(木へんに聖:かわやなぎ)園」は、松田家の屋号「柳屋」に由来し、三代・松田基翁の雅号「柳園」は、どんな強風が吹こうとも折れることなく、しなやかにやり過ごし、か細いようで実はしっかりと根が生えて逞しい「柳」からと伝わります。両備グループの関連施設では、随所に柳の木が植えられています。両備グループが大切に守り続けている経営理念は「忠恕(ちゅうじょ)=真心からの思いやり」。グループを育んでくれた地域・郷土の発展への寄与を念頭に置き、事業を展開しています。
両備ホールディングス株式会社
ギャラリー
岡山市東区西大寺:松田與三郎翁の像と柳の木 岡山市中区浜:夢二郷土美術館 本館