智の木協会について

智の木協会設立の趣旨meaning

 現在、地球温暖化の進行が懸念され、二酸化炭素削減によるCool Earth活動の重要性がクローズアップされています。また、化石燃料資源から植物バイオマス利用への転換など、植物の多様な機能を活かすことの重要性が指摘され、 植物活動の優位性を巧みに生かすことが強く求められています。

 昨今、緑豊かで和やかな生活空間や都市環境の創出を企業などの 法人と大学人が連携して進めるフラッグシップ活動の推進が不可欠であるとの認識が深まって参りました。そして、緑の環境づくりの重要性から樹木や草花に関心が深まり、まちづくりや公園、学校への植樹、さらに、林野への植林などを通じ、緑豊かな生活環境づくりの実現に向けた社会貢献に寄与したいとの想いは、市民レベルで高まりつつあります。

また、法人などがシンボルの樹花を選定し、それを暮らしに生かす活動を積極的に支援するシステムの必要性から、植物機能を生かす一連の活動を推進する組織づくりを大阪大学に所属する教員が中心となり進め、2008年5月4日のみどりの日に『智の木協会』として発足することができました。

 法人は豊かな社会実現をリードする「全知全能を持つ巨人であってほしい!」との市民の思いは SDGs の達成に向けた行動となり、法人が社会的規範づくりを率先する主役として活動し、持続可能な美しい環境づくりを進めることは社会ニーズであります。

 また、幼児期より、植物に関心を持ち大樹に育て上げる楽しみと、結実させた喜び、収穫する喜び、収穫物を分かち合う喜びを経験することは『植育』の目指すところであり、植物の持つ素晴らしさに触れることは豊かなに人格を形成する上でも重要です。

皆様には、智の木協会設立の趣旨をご理解願い、本活動にご支援ご協力頂きたくお願い申し上げます。

設立趣旨文の一部をWikipediaに投稿しました。

あわせて読みたい

智の木協会が必要な理由reason

  • 砂漠化やヒートアイランド化など産業革命以来、化石燃料を消費した「負のつけ」の解消が望まれる状況下、Cool Earth実現に向け植物のもつ機能を生活の中で活かす活動の支援システムづくりが必要。
  • 私どもの生活を豊かにするためには、森や林、また、木立をわたる緑風の爽やかさを快適生活空間づくりに生かすなど植物のもつ優位性を積極的に活用することが必要。
  • 企業など法人が個別に取り込む緑化事業をより効率的に進めるため植物に関心を持つ個人や法人が活躍できる総合的なプラットフォームが必要。
  • 個別で薦めているSDGs の取り組みと、その意義を理解してもらうための一連の活動を広く社会発信できる仕組みが必要。
  • 樹花と育つことで実感できる「植育®」の機会を設け、稔りの豊かさを体験できる場作りが必要。
  • わが国の歴史や文化と深いつがりのある貴重な(万葉植物など)種の保護・保存が必要。
  • 野菜や果実生産に直接触れることの少ない市民に「植育の精神」:育てる喜び・収穫する喜び・分かち合う喜び・食する喜び、を実感してもらうために役立つ「植育®」活動に関する情報発信が必要。
  • 植物をつぶさに観察し、描写・撮影し、潤いのある生活づくりの要素として活用し、「みどりでおもてなし」文化の普及の熱望。
  • 植物に関心をもつものが集い、豊かな人格づくりや社会づくりを論じる場が必要。

目的objective

  • 本会は、web site において、本会の趣旨と活動を社会発信し、一連の取組みに賛同する組織との連携を図り、本会の趣旨に合った活動を支援することを目的とします。
  • 本会は、植物を生活圏や生活空間に取り入れることで、日々の生活に和やかさと潤いをもたらす一連の活動を支援します。そして植物とより密に接することの要性を社会発信していきます。また、心身ともに健全な生活の確立に向けて植物を活用した豊かな環境づくりの重要性に価値を見出しえる人々を育てる「植育する」ことを目指した活動を支援・実行します。

「植育®」とは
種を育てる喜び(を感じる)果実などを収穫する喜び
収穫物分かち合う喜び
収穫物を愛で食する喜び

活動概要activity outline

智の木協会が取り組む事例example

  • 植物や食育に関する研究会・シンポジウム・ワークショップ・セミナー・教室などの開催
  • Web(ホームページ)を通じて、情報提供・配信(静止画・動画・トークの放映・放送)意見交換ブログの開設
  • 子どもの健やかな成長を願い両親・祖父母の意思を踏まえ「この木ちの木」活動を支援
  • 育種・栽培技術の紹介お余韻関連刊行物の発刊
  • 植物との共存空間づくりの推進およびBotanical Arts・アロマ活用と森林浴等のPhytotherapyの普及・栽培グッズの開発支援
  • 会員の必要とする樹花の苗、種子の調達や配達支援
  • 公園・学校への境界認定樹花(智の木)の寄付、植樹・植栽の支援
  • ツールズム(旅行、リクリエーション)関連事業の支援
  • 認定樹花(智の木)による緑のゾーンづくり・森づくり支援
  • 都市型家庭園芸の事業計画・企画運営・事業支援
  • 智の木を手入れする管理支援システム(頼母子講)構築・植栽管理などボランティア事業支援
  • 国内外の財団・協会・NPO等との連携による緑化共同事業展開
  • 法人・個人・自治体などの樹花認定と普及活動
  • 都市計画・再開発現場での認定木を使った智の木通りの実践
  • 緑豊かな庭園設計、まちづくり・都市開発への提案
  • 自治体等の進める緑化事業との連携
  • 会員の輪の中核拠点である「智の木ラウンジ」の運用
  • 植物に興味をもつ人材育成に関する活動支援
  • 植物ボックスの普及

組織Organization

役員

上記組織には下記の役職を置く
理事長・副理事・名誉理事・顧問・理事・事務局長・事務正副主幹