- 開催日時: 令和6年1月31日 16時-17時30分
- 開催場所: テラプロジェクト Aゾーン
- 参加者: 会員:44名(内リモート参加7名) 事務局 : 3名 合計:47名
- 話題提供者 :公益社団法人 2025日本版宅博覧会協会大阪パビリオン 出展総括課長 山縣 敦子 氏
- 演 題 2025 大阪・関西万博における大阪パビリオンの概要について
- 講演内容 (概要)
(1) 開会挨拶ならびに活動報告:智の木協会 小林 昭雄 代表幹事
小林代表幹事より、本日の新年講演会に参加された会員の皆様に対して、当日所要によりご欠席された寺谷理事長に代わり、新年のご挨拶と御礼があった。冒頭、昨年の「伊太祁曽神社での木の祭り」、「市川團十郎さん主催のABMORI」、「智の木の森づくり」、「みどりの回廊づくり」等の智の木協会の自主・支援活動について活動報告があった。続けて、今年度の「安曇野を訪問する“グリーンツーリズム”」や、「第4回Green Hospitality Osakaシンポジウム」、「みどりのサンタチャリティ@扇町公園」、「森林医学会シンポジウム」、さらには会員事業である「智の泉談話会」、「ヘレンドカフェ」について説明があった。 最後に、本日講師をお努めいただく(公社)2025日本国際博覧会大阪パビリオン出展総括 課長山縣敦子様のご紹介があった。
(2) 新年講演会 :公益社団法人2025日本万国博覧会協会 大阪パビリオン出展統括課長 山縣 敦子 氏
演 題:2025大阪・関西万博における大阪パビリオンの概要について
【講演要旨】
大阪ヘルスケアパビリオンの山縣です。今日は、貴重な機会をいただきありがとうございます。万博イコール大阪パビリオンと思っている方もいらっしゃいますが、大阪ヘルスケアパビリオンは、大阪府市が地元自治体として、企業の皆さんや大学の皆さんと出展するパビリオンです。
私は大阪府の職員としてこれまでから企業さんの窓口として包括連携協定の締結などをさせていただいておりました。2020年にはスマートシティ戦略部で万博に向けてどんなことができるのかを検討する仕事をしていました。2023年4月から大阪府市万博推進局から今の公益社団法人に派遣されたという形になっています。
現在、万博にご参加いただく国と地域は、120カ国・地域。ご来場いただく方は2,820万人。
1970年の大阪万博に行かれた方からは、何度見に行ったか、ロボットを見て感動したとか、あれがもう一度大阪でできると思ったらワクワクするという話を聞きます。その方々にも是非来ていただきたいと思っています。愛知万博に比べても、参加している国が一番多いことになり、広さ的にも全然前回とは違います。甲子園球場65個分。でも今回大阪関西万博は、実際に来ていただく方とバーチャルで参加される方ということで、より多くの方に参加いただけると確信しています。
<―「大阪ヘルスケアパビリオン」紹介動画上映―>
エリアは、大きく3つに分かれています。グリーンエリア、パビリオンエリア、ウォーターエリア。大阪ヘルスケアパビリオンで夢洲駅から入ってすぐの場所にあります。55%の人が電車で来ると想定されていますので、必ず通る場所です。日本館に次いで2番目に大きいパビリオンです。
テーマは、リボーン。パビリオンは鳥などの巣をイメージさせるデザイン。木を活用した建物は水が流れる透明な大屋根に覆われ、降り注ぐ光と風水に包まれた幻想的な空間となっており、流れる水は水運で経済を発展させた水の都大阪を表しています。エントランスを抜けると、太陽の光が溢れるアトリウムが広がり、未来の都市生活をコンセプトとした体験が始まります。
未来のゲートでは、あなたの健康状態をスキャンし、2050年の未来都市に向けてリフトライドに乗り込みます。ライドから降りると、スキャンしたパーソナルヘルスレコードPHRから生まれた、あなたのアバターがお出迎え。データをもとに提案される未来のフードや未来のヘルスケアで、体験を通じてあなたのPHRが更新され、アバターも生まれ変わります。
他にも未来の都市。中小企業スタートアップによる展示ゾーン。未来の大阪の食・文化など、様々な体験を通じて、未来の自分を知ることができます。2025年4月、命輝く未来社会へ新たな一歩を踏み出す大阪ヘルスケアパビリオンをご期待ください。
健康でずっといるために何ができるか。ということで大阪ヘルスケアパビリオンになりました。目指すところは2050年の未来、私生活を体験していただくところにあります。そのテーマはリボーンということで生まれ変われる新たな自分。そして2050年、どんな未来都市生活か。それを企業さんにいろんな形で出展いただく。4月13日からヘルスケアパビリオンの着工が始まりました。
先程の動画の通り、PHRデータを取るパビリオンで予約が必要です。カプコンさんは予約が必要になります。来年の秋くらいに予約開始です。PHRポッドでは頭や歯の写真、指で計測、質問をして脳認知、見た目から未来の自分に一番のケアは何かってところを分析します。例えば心血管スコア悪いですねとか、肌年齢めちゃめちゃ悪いですねとなったら、PHRデータをもとにパーソナライズされた未来のためにもっと運動したほうがいい。だったら運動するところにご案内します。未来の都市では2050年以降の大阪の街はどんなことになっているだろう。未来のアバターと共に体験というような形。中小企業のところはリボーンチャレンジ。1週間ごとに変わります。会議中26週あるので260社。未来の大阪の食文化。コンセプトに基づいて発信していきます。デモキッチンで未来の食事など。
<-アクアポニックスの話について詳しい紹介あり(↓下記を参照ください)―>
https://2025osaka-pavilion.jp/news/23050901.html
バーチャル大阪パビリオンを紹介します。KDDIさんとやっています。入口左手のところに催事の場所が、150席ぐらい客席が空きですが、大阪府市とか区内市町村とか一緒に協賛するのであれば使えますよっていう形でご案内をさせていただいています。 高島屋さんにスタッフやボランティアのユニフォームデザインを担当いただいています。バンダイナムコさん。ガンダム。諸々幅広く連携してより楽しい内容に仕上げて行きます。
東京の方からは、「東京ではまだポスターを見かけるくらいですが、大阪に来たらすごいですね。もうめちゃめちゃ万博ですね。電車もラッピングされていて」と言われています。約300の企業様にパートナーになっていただいています。184日間ずっとお越していただこうと思うと1億円。プラス運営費でなかなかハードルは高いです。
大阪市が子どもたちを万博に招待します。大阪府内の小中高併せて95万人。遠足でパビリオンに。全体で280万人が大阪パビリオンに。100万人近くが体験データを取れる。大阪パビリオンに関してはこんな感じです。子供たちってどういうことしたら喜ぶかなどを話し合って、どんどんワクワクできる内容にブラッシュアップしているところです。それだけのお金と時間をかけてやっているので是非お越しください。ご清聴ありがとうございました。
【質疑応答】
・コンテナの色が赤で目立つので緑にしてはどうか。
・大阪パビリオンのロゴマークは素敵なのでアクセサリーを作ってはどうか。
・JR西日本など多くの企業がパビリオンに協賛しており、機運を高めるために歌だけでもどん
どんアピールしていったらどうか。1970年代は「こんにちは」の印象が強く残っている。
・中高生の無料入場に関しては私立公立の区分はなく全員OKか。
(3)会員交流会
講師の山縣課長様も交えて会員交流会を開催した。植松先生からの乾杯のご発声の後、参加者から本日の講演に関する質問・感想や今年の抱負について発言があった。
以上
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