平素より、本協会に対しましてご支援、ご協力を賜り厚く御礼申しあげます。
昨年来からの世界を震撼させている新型コロナウィルス伝染拡大は、未だ終息の出口も見えないまま一年が過ぎました。本協会では、会員の皆様の安全・安心を第一に考え、この一年間様々な事業を現場参加とリモートのデュアル形式で実施して参りました。
さて、本協会は、大阪大学の先生方と月桂冠株式会社、コクヨ株式会社、富国生命保険相互会社等が支援する形で学際クラブ的要素をもつ任意団体として2008年5月4日(みどりの日)に設立され、2011年2月からは、現在の大阪富国生命ビル4階に事務局を置くと共に智の木ラウンジを併設し広く交流を図って参りました。
設立以来 13年目を迎える本協会は、企業人や学識経験者が会員として入会し、「植物の社会的活用(Go Greening)」を標語として掲げ、植物に関わる、モノつくり、コトつくり活動に地域社会や市民を巻き込み実施すると共に、シンポジウムや
ワークショップ、交流会などにも積極的に取り組んで参りました。
アフターコロナ時代において世界中がグリーンリカバーを標榜している中にあって、本協会の設立趣旨である二酸化炭素の削減や化石燃料から植物バイオマス利用への転換、さらに、plant-friendly Life の推奨など植物の多様な機能を活かすことの重要性は一層高まってきました。
また、国内においては、樹木や草花に関心が深まり、まちづくりや公園・学校への植樹、さらに林野への植林などを通した“みどり”豊かな生活環境づくりの実現に向けたSDGs活動に貢献したいという想いは、市民レベルまで高まりつつあります。
そうした将来を見据えた時代背景の中にあって、我々「智の木協会」の役割と使命は益々高まって参りました。一昨年10月に、一般社団法人テラプロジェクトが事務局となり、長野県、大阪観光局と協力のもと設立した「日本みどりのプロジェクト推進協議会(会長:阿部守一 長野県知事)」において、智の木協会はその主要な協力団体として、全国の自治体と連携し“智の木の森づくり”活動の旗振り役を実践して参りたいと考えております。
コロナ禍下、本会恒例の集会事業の実施は難しい状況でございますが、植育およびplant-friendly life 推進の担い手として邁進していく所存でおります。
引き続きご支援ご協力の程お願い申しあげます。
令和3年5月7日
智の木協会
理事長 寺谷 誠一郎
代表幹事 小林 昭雄
コメント